PowerShell を使っているとき、例えば New-Item
をしたときなど、別に必要ないのに丁寧な出力結果をしてくれることがある。
$ New-Item -ItemType Directory -Path ./dir Directory: C:\Users\natsuneko\dir Mode LastWriteTime Length Name ---- ------------- ------ ---- d---- 2024/04/21 18:49 dir
自動化スクリプトなどを使用している場合、こういった出力は邪魔となるケースがあるため、出力して欲しくないときがある。
そういうときに使えるのが Out-Null
。
こいつにパイプするだけで黙ってくれる。
$ New-Item -ItemType Directory -Path ./dir| Out-Null # なにもでない
ちなみに Out-Null
でなくとも、 $null
にリダイレクト、 $null
に代入、 void
にキャストすることでも同じ結果を得られるらしい。
パフォーマンスは Out-Null
はかなり遅いようなので、繰り返し使う場合は $null
へリダイレクトするのが良さそう (ほか2つは直感的ではないので......)。
公式サイトにある個人ブログ調のページでは Out-Null
と $null
へリダイレクトする方法 (好みではないとしつつも一応 $null
への代入も) が紹介されているので、 PowerShell ではこの2つを覚えておくといつでも出力を無に葬り去れそうです。
ということで、メモでした。