DNS の仕様として、 TXT レコードには単一の文字列として 255 文字が最大となっています。
AWS の Route 53 もその仕様に従っているんですが、 DKIM キーなどを設定する際、 256 文字以上になるケースがあるので、値を分割して設定することで、256 文字以上でも問題なく設定することができます。
ただ、そのときに若干はまりそうなケースがあったのでご紹介。
これが Route 53 の画面なんですが
Enter multiple values on separate lines. You can separate long strings into separate lines by appending a space at the end before you continue the string on the next line.
というキャプションがあります。
日本語だと
複数の値を個別の行に入力します。 次の行に文字列を続ける前に、末尾にスペースを追加することで、長い文字列を別々の行に区切ることができます。
とあるので、
"very very very ... long" ←ここにスペース "value"
とすれば良いのかな、と思う人もいると思うんですが、これだと
> dog example.net TXT TXT example.net. 5m00s "very very very ... long" TXT example.net. 5m00s "value"
になって、2 レコードになります。
実際はスペースだけ入れれば OK。
"very very very ... long" "value"
これの結果は
> dog example.net TXT TXT example.net. 5m00s "very very very ... long" "value"
になって、意図した値になる。というお話でした。